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丸ノ内線・方南町駅 この差別待遇はひどい!?

 
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 東京の地下鉄・丸の内線は、池袋・大手町・東京・銀座・新宿と、東京の名だたるポイントを通る大変便利な路線です。池袋~荻窪間を大きく湾曲して走るこの路線には、中野坂上駅から伸びる支線があります。

 馴染みの薄い人は、路線図を見てこれを「分岐」と勘違いしやすいのですが、荻窪方面が本線で、方南町方面が支線です。通称・方南町支線と呼ばれるこの支線には、東京・新宿方面からは原則として、中野坂上で本線から乗り換えなければいけません。

 方南支線は、中野坂上~中野新橋~中野富士見町~方南町の順に止まりますが、中野富士見町には広大な敷地の車庫があり、深夜早朝とラッシュ間際には、車庫回送の都合で、東京・新宿方面との直通電車が設定されています。19時を過ぎた帰宅時間には、「中野富士見町行き」という直通電車がありますので、方南町支線沿線住民は、このときはちょっと得した気分になると同時に、荻窪方面の本線沿線住民が中野坂上で乗り換えるのを見て、優越感に浸れるというわけです。

 しかし、車庫回送電車は中野富士見町止まりですから、方南町の住民は、この恩恵を被ることができません。
結局のところ、方南町の住民だけが、決して、新宿・東京に乗り換えなしで行くことが絶対にできないわけです。

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