「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
携帯電話に着信履歴があったら、その番号に折り返すべきだ……と、そんなバカなマナーを主張する人がいます。確かに、従来の固定電話と違い、ケータイの便利なところは着歴が相手の番号(登録さていれば名前)と共に表示されることがあげられます。だからといって、これをみたら折り返さなければいけない?
そんなことはありませんね。まずもって、一時期流行した「ワン切り」による詐欺行為は、そういった心理につけ込んだものでもあったのです。登録されていない番号が着歴に残ると、とにかくそれが「誰」であるかを知りたくなって電話してしまう……そういう心理を利用しているとも言えます。
ましてや、折り返すことがルールだったら、電話代は誰持ちなのでしょう? 節約するために敢えて短いコールで切って、折り返させた方が得になってしまいます。
着歴があったときに折り返すかどうかは、
その人自身の判断です。もちろん、折り返しても良いのです。要するに、その相手が、自分にとって折り返す価値があるか、嬉しい誘いの可能性が高いか、面倒ごとだったり、単なるグチの長電話を聞かされるだけか。はたまた、折り返さないと烈火のごとく怒りかねない怖い人か。そういう予想にもよってきます。ですから、相手が自分をどう思っているかを試す意味で、知り合いにワン切りして折り返しがあるか、を見極めてみると面白いかも知れません。
は編集部のオススメ記事です。