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地震予知が可能になっても、発表できない政府

 
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 地震予知は難しいと言われますが、本来、十分な計測データがあれば、大型地震は予知できても不思議のない性質のものです。発泡スチロールや木の板などをゆっくり湾曲させて割ると分かりますが、割れる前にミシミシと何カ所かが先に行きます。決して、突然割れるわけではありません。

 ですが、100%の精度の予測は難しいでしょう。そして、もし7日後に震度7の地震が起きると予知できたとき、そのことを政府は発表できるのでしょうか?

 「総理、こんな予測を発表してもし外れたら、総理は責任が取れるのですか?」

 「パニックを想像したら、とてもこれは発表できない」

 なにせ、放射性物質拡散予測(SPEEDI)のデータでさえ怖くて隠蔽したぐらいなのですから、地震だって当然、同じようなことになる可能性があると見るべきですね。

 現在の緊急地震速報は、所詮は数十秒後の予測で、人の判断を介入せず、関知して自動で流れるようになっているから、可能なのです。
大地震の予知は、10秒前ではなく数日前に行われ、それから地震本番までにパニックが起きる時間的猶予があるのです。

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