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4号機プール崩壊・爆発、どうなる?現実避難と生活

 
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 福島第一原子力発電所の4号機には、使用済み核燃料1500本がプールに保管されているものの、建屋の損傷が激しく次に大地震が来ると崩壊すると言われています。現在、燃料のとりだし作業が進められていますが、これも危険と困難を極める作業で、1本でも落下させると人が近づけなくなると言われます。4号機でトラブルがあると、事故当初とは比べものにならないほど多量の放射性物質が放出されうるため、東日本全滅とか、北半球全滅とか、地球の滅亡であるとも言われているのです。

 では、4号機で重大事故が起こった場合には、実際にはどのようなことが起こるのでしょうか?

 事故当初とは異なり、一般市民でも放射線測定器を所有する人が増え、また、放射能に関する知識も桁違いに増えています。また、政府の情報開示に対する不信感も根強いため、政府がいくら隠そうとしても、もう無理でしょう。首都圏を含む5000万人に避難指示が出るという最悪の事態が想定されます。

 お金がある人は海外に行けばいいし、西日本に身寄りがある人は身を寄せれば良いのですが、これが意外に大変なのです。

(1)行く手段がない

 避難は一刻を争います。しかし、何千万人もが東日本を脱出するだけの交通インフラはありません。西日本に通じる道路もパンパンで、大変なことになるでしょう。鉄道や飛行機など言うに及ばずです。

(2)避難は一生


 基本的に、現在の原発周辺と同じく、避難したが最後、一生、戻れないような状況になるでしょう。仮に西日本の知人を頼っても、何年も居候することはできないし、現地に職を求めることもその状況では難しいでしょう。

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