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レントゲン、精子への影響 修復されるのか?

 
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 妊娠を望んでいて、いざ排卵日(不妊カップルの場合は人工授精日)間際に、旦那さんが健康診断やけがなどでレントゲン撮影をしてしまうということがあります。一般に、妊婦でもなければ、プロテクター(防護エプロン)をつけることは少なく、X線はそのまま、精子にも照射されてしまうことになります。

 このようなときは、性行為を中止して、しばらく期間をあけるべきなのでしょうか?

 まず言えることは、
精子は最短74日で生成され、古いものは排出されるので、100日以上あければ、まずレントゲンの影響はなくなるということです。

 それから、「レントゲンの影響はない、無視できる」とする情報が殆どですが、放射線による影響に閾値はありませんから、軽微ではあっても、レントゲンを浴びればその分だけ、精子は傷つきます。

 傷ついた精子は受精できないとする説もありますが、中のDNAだけが傷ついて、精子そのものは正常形態で受精能力を維持することは十分あり得ますので、アテにはならないでしょう。

 DNAには通常、傷ついても修復機構が働きますが、減数分裂など、まさに生産途中の精子が最も影響を受けるはずなので、最も危ないのはレントゲン撮影から約70日後とも考えられます。

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