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そもそも占い師に助言を求めに行ったにも関わらず、その助言が不満で、さらに人に相談したくなるとは本末転倒も甚だしいですが、人は、自分の求めているとおりの助言を受け付けられない性質があり、仕方のない面もあります。
優れた占い師は、客がどんな助言を望んでいるかを見抜いて、その通りの助言をして満足感を得てもらうことで、客のリピート率を上げようとします。
では、別れたくもないのに「そんな彼氏とは別れるべきだ」「そんな伴侶とは離婚するべきだ」などと言われた場合、その占い師はどうなのでしょうか? 本当に親身になる占い師なら、客が望むと望まざるとに関わらず、真の助言をしてくれるでしょうから、いい占い師なのかも知れません。しかし、そんな占い師が本当にいるのでしょうか?
占い師に別れることを勧められたために、
逆に反発して「別れるものか」と奮い立ち、二人の関係がうまくいくこともあるでしょう。これが、最も良い結末かも知れません。そのためにわざと悪者になって「別れろ」と助言してくれるような占い師が、もっともありがたい存在でしょう。
そうして、占いなんかに頼らずに、自分で判断しながら人生を歩んでいけるようになることこそが、最も大切なのです。
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