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納品書の意味 納品書とは 納品書の存在意義

 
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 「納品書」というのは、存在意義のよく分からない書類です。

 請求書、見積書、領収証、注文請書などは、誰が何の証拠として出していて、必要としているかが、特に説明するまでもなく明快です。

 例えば、領収証は、「ほら、一万円受け取ったって言う証拠に、領収書を発行しているじゃないですか」と、こちらから迫れます。

 そこへいくと、「納品書」は、意味不明ですね。

 納品書を以て、納品したことの証拠になどなりません。A社がB社にコピー機を納品したとして、A社がB社に納品書を交付するわけです。しかし、B社がA社に「まだコピー機を納品してもらっていない」と文句を言ってきても、A社は「何言ってるんだ、納品書があるじゃないか」とは言えません。このとき、納品書はB社にあるのですから、A社から提示できません。ましてや、納品書だけ出して、実際には納品してないかもしれないのです。

 納品書の存在意義は、次のように考えられます。
納品書とは、サラリーマン特有の問題で必要なのではないでしょうか。この例で、B社のコピー機を納入してもらった部署のヤマダさんは、B社の経理部に請求書を持って行き「A社にコピー機代を支払ってもらいたい」と言います。そこで、経理部の人が、「そのコピー機は本当に納品されたのか。証拠はあるのか?」と疑うかもしれません。まさか重たいコピー機を経理部に持って行くわけにも行かず、そこでA社が発行した納品書を持って行くのです。「ほら、納品も済んでいます」すると経理が「よし、じゃあ振込手続きをしよう」てな感じなのではないでしょうか。

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