お笑いピン芸人の「もう中学生」と言えば、大きな折りたたみ段ボールに絵を描いた自作のセットを使って、その絵の大きさとは裏腹な非常に小さな動きをするオマケを使い、小さなストーリーを展開する独特な芸を演じる、不思議な存在でした。 爆笑レッドカーペットに度々出演し、「何が始まるのかな」と思わせる期待感と、本人の持つ何とも不思議なほんわかした雰囲気で会場を魅了し、芸そのものは面白くはないものの、暖かく受け入れられていた感があります。 しかし、最近はテレビであまり見なくなってしまいましたね。 鳴かず飛ばずになってしまった理由は様々に見て取れますが、 まず芸そのものが、落ちが弱く、一言で言って面白くなかったと言うことが致命的です。それよりは、意外性の方が前面に出ていたので、何度も出ると意外性は薄れてしまうのです。 しかし、いつまでもネタばかりやるのがテレビではないですから、問題はバラエティ芸人として成功しなかったことでしょう。彼の不思議なほんわかした雰囲気をうまく引き出すMCや相方がいれば、また違った展開になったかも知れません。