会話でも相手を怒らせてしまって後悔することがありますが、メールやSNSの場合はそういうことがもっと頻繁に起こるようです。
まずひとつには、「相手が怒っているかどうかが分からない」という特徴があります。というのは、会話の場合には実際に相手が目の前にいるので怒っていれば一目瞭然です。しかし、メールやSNSの場合には、単に「反応がない」「返事が遅い」というだけで勝手に疑心暗鬼になり「怒らせてしまった」と感じることがあるからです。

しかし、メールではついつい「言いすぎ」や「余計なことを書く」ということがあるため、本当に相手を怒らせてしまうことがあるのも事実です。逆の立場でも、自分が会話でなくメールやSNSで腹を立てたということは多いと思います。そして、会話のようにその場で消えていくものと違い、相手はそれを繰り返し読んで繰り返し腹を立てて増幅させている可能性だってあるのです。
こうして怒らせてしまったら、なるべく早くに「さっきのはウソ、気にしないでね」と一刻も早く発言を取り消すことが大切です。
重要なのは、こういったことを未然に防ぐためにも、 メールやSNSでは「上っ面の、内容のない会話」に終始させることでしょう。本当に心のこもったメッセージは、相手の目を見て話してこそ価値があるもの。熱いメール、熱いコメントなどを書いていると、浅薄な人間というイメージを作ってしまう恐れもあるので、ほどほどが良いのです。