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猛毒を持ち、刺されると命を落とすこともある外来種の「ヒアリ」が、神戸港だけでなく、東京でも見つかりました。恐ろしいことですね。集団だと、時には固体のように、時には液体のようにふるまうというまか不思議な存在でもあります。
でも、そんなに怖がることはないでしょう。虫で恐ろしいのは、なんといってもハチ、スズメバチでしょう。実際年間に何十人も命を落としているだけでなく、飛びますから、逃げようがないのです。特に外来種である「ツマアカスズメバチ」は非常に凶暴で、まさに恐れるべき存在です。
ヒアリはそこまで怖くはないですが、問題は、普通の日本人に「アリは怖いもの」という認識がないですから、その認識を変え、「アリはハチと同じように怖い」と改めれば良いのです。蜂の巣をつついたりしないのと同じように、アリの巣もいたずらの対象にしないことです。
また、致死率から言えば、マダニの方が怖いでしょう。マダニが媒介する感染症は治療法もなく、そもそもかまれたことにも気づきにくいので、とても怖い存在です。
とんでもない外来種がやってきたと言うよりは、
危険な虫がまた一つ増えた、というような認識をしていると良いでしょう。
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