楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 湘南新宿ライン、すぐ止まるし運休する
>> 埼京線の終電はなぜ早い?

副都心線に乗ったことがない人、急増

 
スポンサーリンク
 東京メトロ副都心線は、東京の地下鉄の中では最も新しい路線です。どの路線にも言えることですが、一般に、都心と郊外を結ぶ放射状の路線が混雑する傾向にあるので、都心を通らずに南北(つまり都心に対して環状)に走るこの路線は、通勤時間帯も比較的すいています。

 そう言ったこともあって、せっかく開通した副都心線も「どこ吹く風」で、乗ったこともなければ、これから利用することもないだろうという人が多いのです。

 確かに副都心線はローカル色が強く、勤務地も都心で、買いものも銀座か日本橋というトラディショナルな暮らしをする人にとっては、無用の存在でしょう。山の手地区、とりわけ城西地区に住む人たちが新宿や渋谷、伊勢丹百貨店などに行く場合には重宝しますが、城南地区、城東地区、東海道線方面に暮らす人たちにとっては無用の長物なのです。

 しかし、山の手に住む人たちは、山の手こそ人間の住む環境と考えている傾向があるので、新宿や渋谷、代官山や自由ヶ丘などを過剰評価しがちです。これらを結ぶ副都心線は、メジャー路線だと勘違いしているかも知れませんが、実態はそうではないのです。

 副都心線は、東京メトロ南北線ほどマイナーな路線にはならないでしょうが、
銀座線・丸ノ内線などの華のある路線とはおよそ比較にならないのです。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。