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バンドというのは、入るのはやさしくても、やめるのは難しいものです。バンドというのは、音楽性を別にすれば、人間関係の宝庫のようなところです。従って、やめるにあたっても、円満にするには、かなり慎重にやらなくてはなりません。
これは、恋人を振るのに似ているところもあるでしょう。相手を傷つけず、そして恨まれないようにすることが、とても大事だからです。
「音楽性の違い」を理由の前面に出すのは、良いように見えますが、その細部に入っていくと厄介なことになります。慰留する側からすれば、こちらがどのように話したところで「じゃあ、目指すところは一緒だ」となるからです。また、音楽性の違いは、突き詰めると、演奏技術のレベルの話に踏み込むことにもつながり、トラブルのもとです。
王道は、「他にやりたいことができた」という、「他に好きな人ができた」と同じやりかたですが、恋人と別れるときは「他の好きな人」の詳細を語ることを拒めても、バンドをやめるときには「やりたいことって何?」と聞かれたときに話せる十分なストーリーづくりが必要です。
裏技としては、「バンドをわざとクビになる」というという方法があるでしょう。
「わざと振られる」と同様です。遅刻を繰り返したり、演奏でへまをしたり、バンドの中で恋愛トラブルを起こすのも方法の一つです。ま、これは円満なやめ方とは言いがたいですが。
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