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たばこと塩の博物館の閉館 渋谷からまた一つ集客施設が消える

 
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 渋谷は実は、知る人ぞ知る「博物館の街」でした。天文博物館・五島プラネタリウムは、プラネタリウムに天文学の博物館コーナーを併設していましたが、東急文化会館をヒカリエに建て替える際になくなりました。

 そして、「電力館」は、福島第一原子力発電所の事故に伴い、閉鎖・売却されました。それでも、NHKスタジオパークや、たばこと塩の博物館があり、ガイドブックにはどれも必ず載っているほどの存在感がありますから、地方出身者や外人観光客、子連れや小学生の団体を集客するのに恰好の存在でした。

 しかし、いよいよその「たばこと塩の博物館」も2013年9月2日に、渋谷からなくなってしまいます。墨田区に移転するとのことですので、渋谷エリアとしてはさみしい限りですね。

 たばこと塩とは一見不思議な組み合わせですが、これは旧・専売公社がタバコと塩を扱っていたことから、同じ博物館に一見関係ないテーマで収納されています。塩田の様子からイオン交換膜による製塩、そして昔懐かしい煙草屋の展示などがありますので、正に子どもから大人まで楽しめて役に立つ施設であると言えます。若者向け商業施設ばかりの渋谷にあっては貴重な存在でしたから、なくなってしまうのは勿体ないことです。

 最近は、渋谷ヒカリエの開業や、今後始まる渋谷駅の大改造に伴い、
公園通りは渋谷の中でも脚光を浴びにくいさみしいエリアになりつつあります。たばこと塩の博物館がなくなるのは、公園通りの賑わいにとって大きな痛手となるに違いありません。

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