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練馬区の地名は果たして全国区か?

 
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 「地名の知名度」の高さや「なさ」は意外なことがあります。東京23区の名称についても同様でしょう。今回は「練馬区」を取り上げてみます。

 練馬区といえば、首都圏に住んでいる人なら、知らない人は珍しいでしょう。なぜなら、クルマのナンバーになっているからです。23区にはおびただしい台数の登録車両があるはずですが、ナンバーになっている地名はわずかに「品川」「足立」「練馬」の3つだけ。ですから、首都圏以外でも、自動車のナンバーとしての「練馬」は見たことはあるという場合が多いと思われます。

 しかし、「練馬」は、難読地名でもあります。会話や音で聞いたことがなければ、なんとなく「れんま」などと思いこんでいて、耳から入ってきた「ねりま」と結びつかないことがあるかもしれませんね。

 練馬区といえば、「練馬大根」でも有名で、またそれが故に、23区の中でも辺境の地で、田舎で、畑ばかりで、といった誤解もつきまとっています。以前は池袋を介してしか都心に出られなかったこの地も、地下鉄の大江戸線が開通してから、新宿・六本木に直通で出られるエリアが広がり、もともと田舎なので住環境は良いですから、決して見損なったものではありません。

 余談ですが、「ドラえもん」ののび太の家(野比家)
の所在地は、練馬区という設定になっています。このおかげで、練馬区を相当幼少の頃から読み方と共に覚えたという人も多いと思われます。

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