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精子の奇形と、精子の中のDNAの異常との相関

 
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 不妊については、かつては一方的に女性の側の問題かのように扱われていた面もありましたが、最近では、男性側の要因も大きく関わっていることが分かってきました。男性側の問題は、基本的には精子の数や運動率、奇形率(正常形態率)などです。つまり、精子を顕微鏡で目視して分かる範囲の検査が主体となります。

 こういったことに問題がある場合、男性側にはどんな選択肢があるかということですが、良好な精子を作れない原因の一つに、「精策静脈瘤」という疾患があげられます。

 精策静脈瘤そのものは、エコー検査や、熟練した泌尿器科医が触診することで、診断できます。しかし、治療となると手術が必要になります。

 では、不妊カップルの男性は、
精策静脈瘤の手術をした方が良いのでしょうか?

 はっきり言えるのは、良好精子が殆ど得られない場合は、手術をする価値があるだろうということ。そうでなくても、手術をすることによって精子の所見が大幅に改善することがあるようですが、もともと良好な精子が十分存在している場合には、余計な手術は不要とする医師も居て、意見が分かれるようです。

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