新社会人として新卒で入社した会社が、仕事を始めて見ると自分に合わないことがあり、辞めたいと思うのは珍しいことではありません。一種の五月病である可能性もあります。会社そのものだけでなく、社会人として仕事をする、もう学生ではないという立場の変化も急激なものがありますから、ついていけないと感じるのは当然です。 こんな会社は辞めてしまって、大学院に入り直すか、資格試験を受けるか、また就職活動をしよう……と考え始めると、だんだん深刻になってきます。しかし、やり直すなら早いうちが良いというのは事実です。 では、そういった決断は、入社してからどのくらいたってからすれば良いのでしょうか? 入社3ヶ月で、やめるなんて、早いと思います。しかし、その会社が「やばい」会社なら仕方がありません。違法な会社だったり、宗教や詐欺を働いていたり、暴力があったりする場合は、迷いなく辞めましょう。しかし、「仕事がやりがいがない」「社風が合わない」「思っていた仕事と違う」という程度なら、数ヶ月でやめるのは早すぎます。転職しても、きっと同じように感じるでしょう。 少なくとも次の新入社員が入ってくるまでは我慢し、 1年半は様子をみたいものです。そうすれば、適応能力に欠けていただけだったのか、本当に後悔しているのかが区別できるようになってきます。そして、社外の親しい友達や、両親などに相談してみることです。転職や進路変更は容易ではありません。ある意味、今の会社に居続ける方がラクかも知れません。