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「居丈高」は「威丈高」とも書き、「いたけだか」と読みます。「いじょうだか」ではありません。文字通りの意味は、座ったときに背が高いことで、転じて、「座ったままで身を反らせる」、そして人を威圧するような態度を指しても用います。
衆院予算委員会で、民主党幹事長の細野豪志が、安倍晋三首相に対して質疑をした際に、そのあまりの威圧的な様子に安倍首相は「ずいぶん、居丈高におっしゃってますが」と何度かたしなめる様子がテレビでも紹介されました。
実際には細野幹事長は、起立してしゃべっていたので、文字通りの居丈高とは異なりますが、このような場合でも「威丈高」と綴れば十分その様子を表現していると言えるでしょう。
ところで、偉そうな態度を取るには、目線を上から下に向けるように相手を見るという仕草が有効です。背の低い部長や課長が、部下と話すときに、背中を反らせるのはそのためだといいます。自分より背の高い人を相手にするときでも、背中を反らせることで、目線は下向きにして相手を見ることができるのです。
これは、部長や課長がイスに座ったまま部下と話すときにも、
反っくり返って話すことの説明にもなります。つまり、上司やマネージャーというのは、部下と話をするときには居丈高なのです。
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