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JR東日本によると、山手線・原宿駅の歴史ある木造駅舎を建て替える計画のようです。東京オリンピックに合わせて2020年までに完成させたい意向のようですが、オリンピックにどこまで振り回されるのでしょうか?
そもそも原宿駅周辺は、第一回目の東京オリンピックの恩恵を存分に受けた地域でもあり、その頃の面影を残すものは逆にメモリアル的に取っておくべきものでもあります。
原宿駅が利用者をさばき切れていない印象は確かにあります。しかし、それは建物の問題ではなく、そもそも敷地が狭くてロータリーも駅前広場もないからです。やるなら、道路を挟んだ反対側の土地を買収して広場を整備することの方が先でしょう。
また、明治神宮の参拝客が増える正月には臨時改札を開いて対処していますが、それよりは、現在の景観を壊すことなく、堀割の下に構造物を作って、現在の駅舎を壊さずに動線を改良するよう知恵を絞って欲しいものです。
神宮の森を望む風景に溶け込んだ現在の駅舎を壊すことは、神の怒りを買うことにもつながりかねません。
慎重の上に慎重を期するべきでしょう。
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