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ビールで太るのはなぜ? 根強い誤解

 
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 アルコール類はカロリーが高いという、一般的な誤解があります。しかし、アルコールのカロリーはすぐ熱になって発散されるので、ご飯やお肉のカロリーとは違って蓄積しないというのは近年、常識になりつつあります。

 そこで言われるようになったのが、「アルコール類は、アルコールによるカロリーをさっ引いて、原料穀物の分のカロリーが太る原因になる」というものです。従って、蒸留酒の方が太らず、ビールは麦・日本酒は米だから太るというように考えるのです。

 この考えは完全に間違っているとは言えませんが、やはり眉唾物です。もしそうなら、日本酒やビールをたくさん飲んでいれば、ご飯やパンなどの炭水化物は食べなくても良いということになります。でも、実際問題としてはそんなことはありませんね。ビールや日本酒だけではお腹がすきます。

 ビールが太ると誤解されるのは、炭酸による満腹感と、一緒に食べるツマミによるものです。ビールのみでは太りませんが、食事と一緒にビールを飲んだり、枝豆や冷や奴などのつまみを大量に食べていると、当然、太ります。

 ビールは特に食欲を増進しますから、それによって、
つい食べ過ぎて太ってしまうというのも見逃せないポイントでしょう。また、ビールを飲んでから満腹にすると眠くなるので、つい寝てしまいがちです。「食べてすぐ寝ると太る」という現象が、たまたまビールによって引き起こされているということも言えるでしょう。ビールは、肥満の主役ではありませんが、アシストはしているということです。

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