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夏の風物詩の代表的なものの一つに、怪談や、肝試しがあります。特に、8月には、広島・長崎と2回の原爆記念日と、終戦記念日があります。戦争と言えば多くの人が死ぬわけですから、幽霊が出そうな気がしますね。
原爆記念日は多くの人が死んだ日ですから、分かります。しかし、終戦記念日は、人が死んだ日と言うよりも、戦争が終わった日ですから、人が死んだ日というよりも「やっと終わった、めでたい日」と捉えることも可能です。
それでも、幽霊が出るのでしょうか?
日本の戦争は「敗戦」という形で終わっていますので、出てもおかしくないというのが編集部の見解です。日本の勝利を信じて、闘って戦死した人たち。特攻隊として命を落とした人たち。そういった人たちの「無念」が集中するのは、まさに終戦記念日だからです。
幽霊は、恨みや怒りなどの感情が強い場合ほど、出やすいのでしょうから、戦勝国より敗戦国に多いのは当然です。無念とは即ち、成仏できないことを指すのかも知れません。命を捧げたのに成仏できない霊たちの魂が、
この日にさまよったとしても仕方のないことです。
は編集部のオススメ記事です。