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副都心線直通開始で、東横線がすいた? 混雑緩和の実際

 
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 東京メトロ副都心線と東急東横線が直通運転を開始する前は、混乱や混雑を危ぶむ声が大きかったものですが、実際に直通運転が始まってみると、「以前より東横線の混雑が改善した」「東横線がすいてる」という声を聞くようになりました。

 この最も大きな要因は、東横線の10両編成化にあるでしょう。特急・急行を中心に、以前の8両編成から10両編成に変わりました。これは、1.25倍に相当し、特急電車1本1本が、以前の混雑率を200%とすれば160%にまで低下するわけで大幅な改善は当然と言えます。

 さらに、以前の渋谷駅は出入り口が渋谷側(横浜から遠い側)に集中していたため、上り電車は前、下りは後方に乗客が集中する傾向がありました。しかし、渋谷駅が地下化して、ホームへ降りる階段は均等にたくさん設置されたので、車両間の混雑の平準化がすすんだとも言えます。

 加えて、地下5階になり他線への乗り換えが不便になった東横線を嫌い、
中目黒から日比谷線を利用したり、湘南新宿ラインなど別の路線に切り替えた人も居て、結果的に複合要因で東横線の混雑は大幅に緩和されたと分析できます。

 迷惑乗り入れと揶揄されたこの直通運転も、混雑緩和という意味では、東横線沿線住民にとってもメリットがあったのではないでしょうか。

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