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腕毛やすね毛など、ムダ毛の最も簡単な処理法は、カミソリで剃ることです。おそらく最も昔から行われてきた方法でしょう。しかし、これには気になる俗説があります。「ムダ毛は剃るとよけいに濃くなる」というものです。果たして、本当なのでしょうか?
何しろムダ毛を無くすための方法が、長期的に見て逆効果というのは、ショッキングです。マメにずっとそり続けていれば良いのかと言っても、毛穴から頭を出したわずか0.3mmの部分が太くなれば、それだけ目立ってしまいます。ごま塩肌になってからでは、取り返しがつきません。
実はこの「体毛は剃ると濃くなる」説には、科学的根拠はないということで決着が付いているようです。では、どのような理由でこんなデマ、都市伝説が流布しているのかと言いますと、だいたい次のようです。
まず、剃ることによって、毛の先端の断面が大きくなること。自然に生えただけの毛は先っぽが細いのに対し、途中でぶった切った毛は当然、先端が先っぽにふさわしくない太さになりますから、目立つのです。
また、むだ毛を気にして剃り始めると言うこと自体が、
成長と共に体毛が濃くなり出す時期と重なっていて、剃っても剃らなくても濃くなる宿命だったものを、「剃ったせいで余計に濃くなった」と勘違いするケースが多いようです。
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