就職活動といえば、服は紺色の地味なスーツにして、髪の色は黒く戻し、マニキュアは落として爪は切る、というのはかつての常識でした。最近では、多かれ少なかれネイルアートを楽しんでいる女子学生が多いため、これも就職活動を機にやめなければならぬのかと悩むケースが多いようです。 ネイルアートはそれ自体が悪いわけではありません。しかし、まともな企業で、社員として顧客と対峙する際に、ネイルアートなどしている人が少ないのは現実です。従って、厳格な職場で働くのであれば、チャラチャラしたおしゃれは放棄するだけの覚悟が必要になってきます。 問題は、その覚悟があるのかどうかです。就職後も、自分らしいオシャレを楽しみたいのであれば、敢えてネイルをしたままで面接にのぞみ、それで落とすような会社は願い下げだと考えることも必要です。自分がいつまでも自分らしくあるためには、そうでないことを強制するような会社に入っても結局幸せにはなれないからです。 ですから、ネイルアートがどこまで許されるのかという観点からは、 むしろ自分が我慢できるギリギリのところまで抑えた状態で面接にのぞみ、その会社を試すぐらいの方が、良いかも知れませんね。