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財務省官僚はなぜ確信を持って増税に突き進めるか

 
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 増税をすれば必ずしも増収につながるわけではないのは周知の事実で、重い税負担は経済と家計に打撃を与えて、増税直後は増収になっても、3年4年たったあとではかえって税収は減ってしまうことがあります。それでも、財務省官僚が野田首相や政治家を操って増税に突っ走ることができるのにはわけがあります。

 それは、財政再建のために支出の方を削減することができないことを唯一知っているのが彼らだからです。

 というのも、財務省の無能さによって、歳出は絞ることができないできているわけです。政治家は、歳出を絞れといいますが、財務省のスタッフを総入れ替えをすることはできませんから、財務省ができないといえばできない。

 私たち国民から見れば、「もっと無駄遣いやめればいいじゃないの」と思いますが、財務省の彼らは、彼ら自身の能力でそれができないことを良く知っているのです。

 さて、そこは政治主導で削減していかなければ
いけないところですね。しかし、政治の悲しいところは、財務大臣や政務官の人事はできても、財務省のスタッフは変えることができないことです。大臣の人事権で数名を更迭することはできますが、スタッフ総入れ替えとなるような改革はできない。ですから、政治主導とは言っても、既存のスタッフを使う以外になく、そのスタッフが無能であれば、政治はなすすべがないといっても過言ではありません。

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