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地下鉄運行24時間化の愚行 デメリット計り知れず

 
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 東京都の猪瀬知事が、いよいよ独裁者の本性を現してきました。都営地下鉄の24時間営業を口にしたそうです。これほど望まれない政策は、なかなかありません。

 若いカップルは、いつでも電車で帰れるとなると、男性が女性をラブホテルや自分のアパートに誘う口実がなくなるので、間違いなく、晩婚化と少子化がすすむでしょう。

 当然、運行にあたる交通局の職員は、勤務態勢がきつくなるので反対でしょう。また、タクシーは終電以降が稼ぎどきです。電車に24時間運行をされたら、深夜のおいしい長距離客がいなくなり、大変な減収で死活問題です。

 同じく、終電がなくなることによるビジネス上の恩恵を受けているのが、カラオケボックスやネットカフェです。これらの需要も激減するでしょう。

 では居酒屋は、終電が無くなることにより、深夜まで繁盛するのでしょうか? 否でしょう。まず、「いつでも帰れる」ということになれば、「始発まで」だらだらいる客は激減します。また、現在「終電まで飲む」という人たちは、24時間帰れるようになるともっと遅くまで飲むようになるのでしょうか? 終電という区切りが無くなったので、今後は自発的に区切りを付けようとするでしょう。それは、終電よりも早い時間になる恐れがあります。

 一方で、サービス残業を強いられているサラリーマンは、
終電を理由に帰ることができなくなります。すると、企業は、より少人数の社員だけを雇ってうんと働かせることで、社員の数を絞り込む可能性があります。つまり、リストラや、採用の縮小。こうして、失業者が増え、お金がある人は残業で飲めず、失業した人はお金がなくて飲めないので、景気はどんどん悪くなります。

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