マンションは購入適齢期があり、おおよそは20代後半から40代前半ぐらいが取得時期となります。50年後といえば、70代後半から90代前半です。 そのとき、更地返還で取り壊し、どこかに引っ越さなければならないことはあらかじめ分かっているわけですが、その年になって体力も衰え、果たして新居を見つけて引っ越すことに耐えられるのでしょうか? 当然ですが、その年令では賃貸物件も審査が通りにくく、どこかを借りて済むのも容易ではなくなっているでしょう。 しかし契約は容赦ないですから、 老人を契約を武器にたたき出す、それが定借マンションの行く末の構図であるかもしれないわけです。非情ですね。 その時頼れる人がいて何とかなる人は、良いでしょう。それ以外は、たたき出されたあとの住宅をなんとかする資金を貯めておくことです。なぜなら、その時が近づいてから気がついても、もう築30年の定借物件が思うように売れるとは考えにくいからです。 同じことは一般の分譲マンションでも同じように思うかも知れませんが、一般のマンションは、中古で売れますし、また、強制的な取り壊しはないですから、事情が全然違います。