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ラーメン屋 客から「ごちそうさま」って言うべきか?
ラーメン屋のようなカウンター形式の店で、しかも食券制など前払いとなっている場合に、食べ終わって店を出るときに自分から「ごちそうさまでした」と言って出るお客さんが、大多数です。店員は、「ありがとうございました」「またお越し下さい」なんて応じていますが、良く考えると、これは、普通形式の飲食店では見られない光景です。
この違和感は相当なもので、それはおそらく、「いただきます」とは言わないクセに、出るときだけ「ごちそうさま」ということにもよるのだと考えられます。なぜなのでしょう?
そしてまた、ラーメン屋に入っている薄汚い若者やオヤジが、普段はそんな品行方正でもなさそうなのに、ラーメン屋を出るときだけ突然礼儀正しくなる。滑稽ですね。
これはもうお気づきのように、
なんだか間の悪さを感じて、言っているだけなのではないかと感じられます。何も言わないと、コッソリ帰ったみたいで、後ろめたいのでしょう。事実、全く後ろめたいことなんかないのですが、不思議なものです。
正しいラーメン屋の帰り方とは、やはり黙って席を立ち、出口に向かう。店員の方が「ありがとうございました」と言ったら、軽く会釈するか、そこで初めて「ごちそうさまでした」と応じることでしょう。
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