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売上減が止まらない マクドナルド不調の原因

 
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 マクドナルドの既存店売上高が、低迷を続けているようです。一時は、デフレ時代の雄として、牛丼業界と歩調を併せるかのようにしてダンピングを行い、他業種や同業他社を苦況に追いやってきた張本人が、今は戻らぬ客足に苦しんでいるというのです。

 概して、マクドナルドは「安い」だけに焦点を絞って戦略を立ててきたのが、この十数年だったと言えるでしょう。もう一つ利点があるなら、「どこにでもあり、何時間もいられる」です。

 しかし、これらの特徴は、やがて飽きられるのが宿命です。人は、あぶく銭が入ったときに「マクドナルドに行きたい」とは思わないのです。その時は、モスバーガーや、ウェンディーズに行く。「安い」だけが取り柄のマクドナルドには、消費者はそれ以上の価値は見出しません。逆に言うと、景気が回復すると、マックには逆風だと言うことでもあります。

 現在はその逆。消費者の節約志向はさらに高まり、自炊が増えた分、マックの売上げが減ったと分析しているようです。節約する人を相手に商売していると、さらなる節約方法があればそちらに逃げられてしまう。必然ですね。

 マクドナルドは、宅配事業などに活路を見出そうとしているようですが、ここはひとつ原点に立ち返り、
ハンバーガーそのもののおいしさをアップすることを考えるのが横道ではないでしょうか。グラタンコロッケバーガーや、かつてのパンが黄色かった頃のチキンタツタなど、有望な製品はあります。

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