楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 自分の個展に誘う友達に不快感 断っていい?
>> サヨナラ、緑の新幹線。残るは、奇抜な新幹線ばかり

「姑息(こそく)」の意味と正しい使い方

 
スポンサーリンク
 「姑息」という言葉は、「卑怯だ」「ずるい」「せこい」という意味に使われることがあります。しかし、これは誤りです。正しくは、「一時しのぎ」「間に合わせの」という意味です。

 「姑息的治療」というという言葉がありますが、根治療法ではなく、一時的な治療であることを意味しています。

こ‐そく【×姑息】
[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「―な手段をとる」「因循―」
(『大辞泉』より)

 では、どうして「卑怯だ」という意味に使われるようになってしまったのでしょうか。姑息という言葉には、姑(しゅうとめ)という字が付いいて、なるほど姑は卑怯な人が多いと思いがちですが、真相はわかりません。おそらく漢字まで思い浮かべて誤用することもないでしょう。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。