フリーのデータベース(RDBMS)MySQLを使っていると、全てのテーブルが1つのファイルに押し込められて、巨大な1つのファイルに全てのデータが入っていることが分かります。それ自体ですぐに思いつく弊害はないとしても、なんだかそのファイル一つにリスクが集中しているようで、怖いですね。 データベースエンジンにInnoDBを利用している場合、これは設定によって変えられます。それが、innodb_file_per_table です。このオプションを指定すると、共通データファイルではなく、「テーブル名.ibd」という複数のデータファイルに分割して格納されるようになります。 ですから、この「innodb_file_per_table」というキーワードを、my.cnfまたはmy.iniに記述すると良いわけです。 ところで、共通ファイルになっていると、 自動拡張されてしまったファイルサイズが、データを削除しても、小さくはなりません。ところが、テーブルごとにしている場合、業を削除したあとに下記のコマンドで、ファイルを縮小することができます。 > ALTER TABLE table_name ENGINE INNODB