かつては、海といえばメジャーなレジャーでした。しかし、近年においては、海のレジャーは身近ではなくなり、海水浴に一度もいったことがない若者が増えているといいます。

　理由は簡単。一つは、スマートフォンなどに代表される、レジャーの多様化。そして、もう一つは紫外線です。昔と違って、近年はオゾン層が少なくなっているため、海岸での紫外線は強烈を極め、日焼け対策をしないでいると、やけどなみの日焼けで病院行きになることさえあります。加えて、男子も含め、紫外線を避ける傾向が年々強まっていますから当然ですね。また、海は不潔です。微生物や病原体もいますし、清潔なシャワー設備やトイレなどないことがほとんど。飲食物にも砂がかかりやすく、体は塩水でべとべと。

　海水浴は、もはや古くさい昔のレジャーと化しています。

　従って、海に行こうと誘われて断るのに、別に悪びれる必要はありません。 泳がずに海岸で過ごすだけでも、紫外線は避けられず、暑さも厳しいですから、ここはもう「海は嫌いだ。泳ぐならプールに行こう」の一点張りで通しましょう。

　海水浴は、誰でも行くものから、「好きな人だけが行くもの」という、ゴルフか釣りのようなものに変化してきていると心得て、イヤなことはイヤとはっきり言うことも大切です。