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>> 賑わう新宿三丁目付近、池袋や渋谷の向こうからも客を呼び
>> 仕切屋だと指摘された。嫌われてるらしい...

不便な渋谷駅 再開発でスッキリ生まれ変われるか?

 
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 渋谷駅は、知る人ぞ知る複雑怪奇な駅で、現状で地下五階から地上3階にまでホームや路線が複雑に交叉して、最上階は何と最古の地下鉄である銀座線です。渋谷駅がここまで複雑になっている理由の一つに、南北に通る路線と東西に通る路線がごちゃ混ぜになっていることがあげられます。

 渋谷駅は、狭いエリアの中に、JR山手線・埼京線と東横線・副都心線が南北に、半蔵門線・新玉川線、銀座線、井の頭線が東西に走っており、これらがサンドイッチ状に重なっています。

 例えば新宿駅を例に取ると、地下鉄以外では全ての路線が南北。実は、東京駅・池袋駅・上野駅・品川駅の全てが、地上を走る路線は全て南北向きです。ところが、渋谷と来たら地下を走る半蔵門線・田園都市線だけでなく、地上を走る井の頭線と、こともあろうか地上を走る地下鉄である銀座線が、東西向きなのです。

 そして駅の中心分をすき間を埋めるように、東横百貨店(現・東急東横店)の東館・西館・南館が建っており、これもまたサンドイッチというか、もはやミンチ状。このように、渋谷駅というターミナルは人混みではなく構造物そのものがカオスになっているのです。

 その渋谷駅では、
大改造計画が進行中で、銀座線は島式ホームに、東横線は地下に潜り、埼京線はその跡地を利用して山手線と並び2面4線になるといいます。しかし、路線の向きは変えられませんから、多少乗り換えの利便性が増したとしても、駅構造やホーム位置関係の抜本的解決は難しいでしょう。

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