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「趣味」と別に「特技」という欄が設けられている履歴書は、「特技」の欄に何を書けばよいか困りますね。まず、履歴書を買う段階で、できる限り、「趣味・特技」が同じ一つの欄になっているものを買い求めましょう。
しかし、指定された様式であったり、やむを得ない場合、「特技」の欄に何か書かなくてはなりません。ここで、「資格」を書く欄が別にあると、「珠算一級」「書道3段」のようなものも書けなくなってしまいます。
ところが、「スポーツ」「読書」「旅行」「映画・音楽鑑賞」などといったものは「趣味」欄に書くのが適当ですから、「特技」にはそれ以外を書かねばなりません。趣味と特技の違いは、楽しみとしてやっていることかどうかが一つの目安です。
まず見落としがちなのは、「なし」と書くというのがあり得るということです。特技なんて、誰にでもあるものではありません。すぐに思いつくものがなければ、空欄ではなく「なし」と堂々と書きましょう。
「特技」とは「特殊技能」のことです。2人に1人ができるような事柄は特技とは言えません。10人に1人しかできないようなことを目安にしましょう。
例えば、フランス語やスペイン語がしゃべれるなら、特技に書いても良いでしょう。しかし「英会話」はNGです。「同時通訳」は特技です。同じく、柔道・剣道はNGですが、合気道やカンフーは特技といえるでしょう。その他にも、速読・速記などの業務に結びつく能力も特技といえます。
間違えても、「目でピーナッツを噛む」「鼻でスパゲッティを食べる」
「金魚を生きたまま飲み込む」「耳たぶを伸ばして舌で舐める」などの曲芸を、特技欄に書かないようにしましょう。
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