楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 宝くじ なぜ「当せん」と平仮名で書くのか
>> 誤用の多い「苦肉の策」 正しい意味と使い方

「お伝えします」は身内には使わない?

 
スポンサーリンク
 「お伝えします」「お伝えいたします」という敬語があります。伝える相手が尊敬すべき立場にある場合に、この表現を使うことができます。以下は、文句なく、正しい用法として使われているでしょう。

 「今調べていますので、分かり次第、お伝えいたします」
 「ではこの内容を陛下にお伝えいたします」

 ところが、尊敬すべき立場から言われた内容を、身内の誰かに伝えると言うことを、その尊敬すべき立場の人に表現するときにこの言葉を使っても、しっくりきます。

 意味分かりませんね。良くある例としては、
会社などで受けた電話で、不在折り返しになるパターンです。

 「凸凹商事でございます」
 「山田さんはいらっしゃいますか?」
 「あいにく不在でございます」
 「では、伝言をお願いしたいのですが、資料が調いましたとお伝えいただけますか?」
 「かしこまりました、お伝えいたします。」

 この最後の「お伝えいたします」は、正しいのでしょうか? 「申し伝えます」が正しいのでしょうか? 良く分かりませんね。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。