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夏の温泉・露天風呂は、虻・蜂・虫との戦い!?

 
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 温泉といえば、どちらかというと冬のイメージで、雪見風呂など風情もあっていいものです。かといって、紅葉を愛でながらの温泉も、和の感じがして、とても素敵ですね。新緑の時期も、雪解け朗らかな中で露天風呂に浸かるのは得も言われぬ解放感がありますが、この時期は紫外線が少し気になります。

 では、夏は? 夏も悪くないのですが、残念なことに、どうしても「虫」との戦いになってきます。それも、蜂(はち)、虻(あぶ)などの、人間を攻撃する危険な虫。

 風呂では基本的に裸になっているわけですから、肌を守るものは何もありません。そんな状態で近くに蜂や虻がいたら、気が気じゃないですね。実際に刺される被害もあとを絶たず、とくに虻や蚋(ブユ)に刺されると一年ぐらいはじゅくじゅくしたりして、ひどい場合は注射を打ちに皮膚科に通わなくてはならなくなります。蜂が命に関わることがあるのは、ご存じの通りですね。

 これらの虫は、「標高が高くて涼しいからいないだろう」などという油断はできません。特に東北地方の温泉は虻が多いことで有名で、ハエ叩きが常備してあってたたき落としながら入るなんていうことも珍しくありません。東北地方は名湯が多く、乳頭温泉、鶴の湯、夏油温泉、玉川温泉などいろいろありますが、虻との戦いと考えるとたじろぎますね。くつろぐための温泉が、怯えながら、戦いの場に変貌してしまうのであれば、普通に危険です。

 しかし、それだけのリスクを冒して
入る夏の山の温泉は、また格別のものです。極度に虫嫌いの人や、虫さされの既往があって危険な人は別として、大自然の露天風呂に果敢にチャレンジしていきたいものです。

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