読売新聞のサイトの記事に「金環日食の経済効果、５分で１６４億円」と出ていました。「5分当たり」ではなくあくまでも「5分で」ですが、164億円の効果とはすごいですね。ツアーが20億円、日帰りで見に行く人で5億円、グッズの売上げが10億円、プラネタリウムも潤って40億円、ちなんで指輪をプレゼントする人で1億円。

　ですが、それもすべて天気次第。天気によっては164億円はパァ、または「ただの無駄遣い」になってしまいます。雨で見えなかった場合、ツアー代は返ってこないので無駄遣い、日食観察グラスも、ただのゴミ。

　しかし、ハレー彗星でさえ当時は、「次回は76年」と言われ、とんでもなく貴重な瞬間なのかと思い、実際、大変な騒ぎとブームになりました。しかし、ここで私たちは教訓を得なければなりませんね。

　いわゆる「天文ショー」自体はしょっちゅうある。一つ一つを取ると、確かに珍しくても。

　なので、たとえ悪天候で金環日食が見られなくても、そう悲観せずに、また次の「金環日食」ではなく、次の「天文ショー」を楽しみに待ちたいものですね。