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中古マンションは簡単には売れない。「中古で売ればいい」は甘い

 
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 そろそろ購入適齢期と、マンションをいろいろと物色していると、だんだん面倒になってくることがあります。「どうせ100%気に入る物件なんてないんだし」とは、その通りです。しかし、面倒になって「まあ、いざとなったら中古で売ればいいんだし」なんて考えるのは禁物です。

 マンションとは、中古で簡単に売れるものではありません。

 不動産情報誌や新聞の折り込みチラシを見ればたくさんの中古マンションがでていますので、簡単に売れそうに思うかも知れませんが、それは間違いです。新築マンションは大量の住戸があっても1物件として掲載されますが、中古マンションは、1部屋(1住戸)が1物件として掲載されています。新築の供給に比べたら、中古の流通はずっと少ないのです。

 東京で1ヶ月間に取引される中古マンションは、1000戸前後でしかありません。その中には、投資用のオーナーチェンジ物件が数多く含まれますので、ファミリータイプの物件はなおのこと流通しにくい現状があります。また、チラシや広告に出ている価格は、あくまでも売り手の希望価格ですから、ほとんどの物件はそこから値引きされて(時に、大幅に買いたたかれて)成約するのが実状です。

 そして、住宅ローンがからむのでもっと厄介です。住宅ローンの性質上、
ローンが残った状態での買い換えは非常に厄介で、「買ってから売る」ということは基本的にできないか、できても短期間での売却をせまられ非常に買いたたかれることになります。

 マンションとは、実質的に買い換えが不可能なものと、肝に銘じて、購入に望みたいものです。

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