「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
正月も年が明けると、スーパーの野菜売場には、ここぞとばかり春の七草が並びます。せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。最後の2つを除いては強烈なクセがありますが、一種の薬草と割り切って、おかゆにして食べましょう。
モノのレシピを読むと、水の量と米の量が書いてあったりしますが、鵜呑みにすると失敗します。なぜなら、水の量は火加減との関連で決まるから、レシピが想定しているものと同一のコンロ・鍋で作るのでなければ、目安にしかならないからです。
◆ポイント1
七草がゆを本格的に作ろうとすると、鍋や土鍋でということになりますが、こうすると底にご飯が焦げ付き、最後の洗い物がハンパなく大変です。フッ素加工の鍋で作りましょう。
◆ポイント2
おかゆは出来たてで食べるのが鉄則です。なぜなら、おかゆとは、ごはん粒全体を糊状のグダグダにして食べるものではないからです。芯は残り、かつ、周辺部が糊状になった状態がおいしいのです。作り置きは、長時間の「漬け置き」同然の状態と、食べるときの再加熱で、過剰にグダグダになってしまいます。
◆作り方
水の量など量る必要はありません。といだ米と、適当な量の水、そして昆布を入れて、鍋を火にかけましょう。沸騰したらフタをして弱火にし、ときどきかき混ぜ、水が足りなくなっていれば継ぎ足します。20分ぐらいが理想で、味見して多少芯が残っていても余熱で火が通ります。
この間に、七草を切り刻んで、別の鍋で茹でておきます。10分弱でOKです。
そして、お湯を切って、最後に粥に混ぜ込んでできあがりです。風味のために醤油を少量足らし、食べるときに塩で味を調整しましょう。
は編集部のオススメ記事です。