「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
店員は「いらっしゃいませ」だけでなく、いろいろ話しかけてきます。「何かお探しですか」「よろしかったらご試着できますので」など。生真面目な人だと、こういう店員の言葉にいちいち応対したくなってしまうかも知れません。
でも、心配無用です。この日本では、店員の言葉に応じる必要はなく、自分の側に需要があるときだけ受け答えしたり、質問すれば良いことになっています。
逆に、応じてしまうと、「お、この客、買うのかな」と期待させてしまいます。洋服屋を中心に、店員が歩合で働いている場合も多いので、過度な期待をさせることは禁物です。
ですから、客は基本的にツンとしていれば良いし、店員もそういうものだと思っています。全く気にする必要はないのですね。
但し、これは日本だけの話です。欧米では、店に入るときには客の側が挨拶をしなければならなかったり、
何も買わずに出るときには謝らなくてはいけなかったりもするそうです。その点、日本は安心です。ひと言もしゃべらずに物色するだけして、無愛想に店を出る、そういう対応が許されている、心の広い国なのですから。
は編集部のオススメ記事です。