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競合他社・ライバル企業の社員同士の結婚,注意点

 
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 同じ業界に属する別の企業、いわゆる「競合他社」に勤務する社員同士が結婚する例というのは、社内結婚に比べればはるかに少ないものの、それほど珍しいことではありません。例えば、東芝の社員と日立の社員、集英社の社員と講談社の社員、トヨタの社員と日産の社員、キリンビールの社員とアサヒビールの社員など。

 こういった結婚は、あらゆる面からお勧めできません。

 喜ぶことが違うという意味で、目標や意識を共有できません。リーグの違う巨人ファンと西武ファンならともかく、同じセ・リーグの巨人ファンと阪神ファンが結婚するようなものです。中でも、業界トップと永遠の2位のような関係は、ぎくしゃくする恐れが大きくなります。電通の社員と博報堂の社員や、伊勢丹の社員と三越の社員などは、やめた方が無難でしょう。

 また、家庭での何気ない仕事の会話が、機密漏洩につながる恐れがあり、背任罪や不正競争防止法などの様々な法令違反に問われる恐れがあります。おまけに、職場では同僚や上司が「アイツの連れは、ライバル企業」と警戒されますから、重要な機密は教えてもらえず、またことあるごとに疑われ、出世にも大いに響いてきます。

 1個だけ解決策があります。要するに、
結婚と共に、奥さんが会社を辞める、つまり寿退職するということです。

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