1年のうちで、大晦日ほど「大掃除」に不向きな日はありません。誰が、大晦日に大掃除なんて言い出したのでしょうか? 困ったものです。 大掃除をすれば、大量のゴミが出ます。しかし、年末年始はゴミの収集に来てくれないのです。大型家具などの粗大ゴミも出るでしょうが、それも年明けしばらくまで、回収してもらえないでしょう。大晦日に大掃除なんかしたら、庭付きの広い家でもない限り、ゴミに囲まれて正月を過ごすことになってしまいます。 それに、大晦日は忙しいのです。正月の食材の買い出しはウンザリです。スーパーも商店も休みになるので、雑煮の材料などを買っておかなくてはなりません。それに、おせち料理の準備もあります。夕飯と別に、年越しそばの準備もしなければならず、門松やしめ縄も準備しなくてはなりません。 その上、やたらと親戚が集まってきたり、 夜はレコード大賞に紅白歌合戦を見ねばならぬとなれば、もう「大晦日なんて、忙しくて大掃除なんかしてられるかっ!!」と言いたくもなりますね。 主婦は辛いもので、これだけ忙しい思いをしても「おい、なんで大掃除しないんだ」なんて旦那や舅から白い目で見られてしまいます。