飛び込みセールス営業というのは誰にとっても最初は辛いものです。せめて名刺だけもらえれば、後日電話をかけてアポを取ったり、提案書を作成できますが、最近では相手のガードも堅く、容易には名刺をもらえません。「名刺は持っていない」「名刺を切らしている」などという見え透いたウソをつかれてしまうと、「そんなこといってほんとは持ってるんでしょ」なんて疑うようなことを言えるわけもなく、すごすごと引き下がるしかありません。 最初から名刺を要求するから、そうやって口実を付けて逃げられてしまうのです。 セールスというのは、馬鹿正直にやるものではありません。誠意だけでは相手はものを買ってくれないからです。 飛び込み営業でいきなり自分から名刺を差し出すほど馬鹿なことはありません。すぐに相手に、「こいつ、名刺もらうのが目当てだな」とばれてしまい、思いっきり警戒されます。自分の名刺を差し出すタイミングは少し考えましょう。 名刺は何のためにもらうのですか? 後日、アポを取るためでしょう。 それならば、名前だけ聞いておくのでも十分ですね。電話番号は大抵、あとからインターネットなどで調べることができます。 まずは会話から入り、少し話した後で「申し遅れました、私、○○と申します」とやれば、相手も名前ぐらい教えてくれるでしょう。少し心を許したあとなら、名刺だってくれるかもしれません。