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マンションの売主(分譲会社)が破綻・倒産した場合の影響
自分の所有しているマンションの分譲会社(デベロッパー)、売主が、経営が傾き、ついに倒産してしまった。そんなとき、オーナーである自分には、どのような影響があるのでしょうか。とても気になります。
近年、景気の悪化や、無理な開発投資などにより、倒産するマンションメーカーが後を絶ちません。今は何ともないように見えても、マンションを所有している人にしてみれば、明日は我が身であると言えます。
ここでは、所有マンションの売主が倒産してしまったときの影響を、整理してみてみます。
まず、ローンについてです。
これについては、まず影響はないでしょう。借り換えをしようとした際にも、分譲会社が既に倒産しているということが、審査に影響するとは考えにくいです。
次に、物件管理についてです。管理会社は、通常、分譲会社とは別になっていますから、売り主が破綻したからといって、一般的には影響がありません。しかし、管理会社が売り主と資本関係があったり、グループ会社である場合には、多少の影響があるかも知れませんね。
さて、一番気になるのは、物件価値、中古で売ろうとしたときに不利にならないかということです。これについては、もう、買主次第です。買主がそういうことを気にする人の場合もあれば、全く気にしなかったり、知らなかったりという場合もありますが、後者の方が多いでしょう。つまり、分譲会社が倒産していることを気にする数割の人が、潜在的なマーケットでなくなる。売り急ぎさえしなければ、価格に影響することも考えにくいでしょう。
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