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非正規雇用は結婚をあきらめるべきなのか?

 
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 最近の少子化の一因として確かなものに「晩婚化」がありますが、そもそも結婚しない「生涯独身」も増えているといいます。そしてその一因が、「正社員の割合の低下」「派遣社員、非正規雇用の若者の増加」であり、収入が低い上に安定しないから結婚できず、以下略、というわけです。

 これは分析に過ぎませんから、現在確かにそういう面があるかも知れません。

 しかし、だからといって、非正規雇用だと結婚をあきらめなければならないというわけではないのです。まず、「非正規雇用」という言葉にも問題があります。別に不法就労というわけではないのですから、「非正規」なんていわずに、「派遣社員だ」「契約社員だ」「期間雇用だ」ということで胸を張っていれば良いはずです。

 バブル時代にはやった「フリーター」が、やりたくてフリーターをやってるのだと堂々と言っていたのに比べると、ずいぶん差があることに気づくでしょう。

 さて、お金とか、安定した身分とか、そういうものが結婚生活の中で占める重要性は、一定割合でしかありません。月並みですが、もっと大切なものに、人となり、やさしさ、愛、そういったものがあります。

 正社員は、急な転勤で家庭が崩壊したり、社宅に住んで隣近所
(=上司・同僚の奥さん)に気を遣い、上司・部下の関係や出世競争の差なんていうものが家庭や住宅にまで持ち込まれ、気分の良いものではありません。社宅の掃除やイベントなどにも参加しなければ行けないですし、子供は学校の同級生が上司のお子さんだったりして、気を遣うことだらけです。

 それに比べたら、非正規雇用は身軽で、いいこともたくさんあります。

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