楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> バーベキュー 雨の予報なら雨天中止すべき?
>> 銀座線の直通運転が実現したらどうなる?

東京メトロ日比谷線の特徴 ノロくて暗い

 
スポンサーリンク
 東京の地下鉄には、ほかの都市でもそうですが、それぞれに色が割り当てられています。ラインカラーだけでなく、それぞれの路線の色というか、イメージのようなものも、なんとなくあるものです。

 その中で、東京メトロ日比谷線は、どんなイメージでしょうか?

 日比谷線は、ラインカラーが、なんと、灰色です。ほかの路線が鮮やかな、またはシックなのに、灰色、ねずみ色とは、なんということでしょう。唯一、白黒で表現できるラインカラーなのです。いろんな色に混じってあるときは違和感はありませんが。日比谷線の駅に行くと、灰色一色。なんだか、味気なくて暗くなってしまいますね。

 日比谷線は、東京オリンピックに間に合わせの突貫工事で開通させたということもあり、投げやりな構造の駅が多いのも特徴です。つまり、相対式ホームで連絡通路もなく、いかにも「とってつけた」よう。上野より北の駅では、トンネルを強風が吹きぬけ、快適ではありません。

 もうひとつの特徴は、スピードが遅いこと。広尾と六本木の間、六本木と神谷町の間、東銀座と築地の間など、直角のカーブが多く、スピードが出せません。また、霞ヶ関から秋葉原の間は駅間距離もやたらと短く、おまけに中央区内をかなり遠回りします。

 そんな日比谷線ですが、長らく六本木への唯一のアクセス路線でした。現在は大江戸線でも六本木に行かれますが、かつては広尾・西麻布・六本木・麻布十番などはいずれも日比谷線(広尾、六本木)利用でした。そういう意味では、もう少しセンスが磨かれてもいいはずでしたね。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。