ステーキは焼き加減が好みによりいろいろで、通は「焼きたてのウェルダン」を好む傾向があるようですが、一般的には「ミディアムレア」ぐらいを好む人が多いようです。 さて、家庭でステーキを焼くと、入念に時間を計って完璧に仕上げたつもりでも、皿に盛りつけてテーブルでナイフを入れると、血液のような赤い汁が流れ出てしまって愕然とすることがあります。果たして赤い汁が出ないように焼く方法は? 血が出ないようにするならオーブンで焼いてしばらく時間を置いて落ち着かせるなどの方法が考えられますが、レアである以上は、ある程度の血汁が出てしまうのはしかたがありません。むしろ、白い皿にのせるから血が目立ってしまうという面があります。そこで、ステーキ屋ではステーキを黒い鉄板にのせて出すことが多いのです。 フランス料理のようなステーキの場合は、白い皿にのせますが、ブラウンソースをかけることで、血が流れ出ても目立たず気にならなくなります。 あくまでも見た目の問題ですから、赤い汁が出たから腹をこわす、 というものではありません。むしろ、ステーキとはそういう料理と考えた方が、神経質にならなくてすみそうです。