今も昔も、女性にとって一番の価値は「若さ」です。世の中一つ取っても、あらゆる商品やサービスが、「若い女性」をターゲットとして意識していますし、テレビ番組のスタジオ観覧者も「若い女性」ばかりを募集して招いています。ちやほやされる最も楽しい時期であり、それを漫然と過ごしてしまいアラサー・アラフォーを独身のまま迎えた女性達は、目の前に突きつけられる年齢という現実に叩きのめされるのです。

　その最も厳しい現実とは、「そろそろ結婚でも」と思い、婚活パーティー・見合いパーティーなどに参加してみようと重い腰を上げたところ、自分が参加できるパーティーが少ないことです。主催者側としてみれば、「女性は20代に限る」としたほうが男性の集客が良く、高年齢の女性を集めてもパーティー自体がなりたたないのです。悲しいかな、ことほどさように世の男性は「若い子」だけが好きなのです。

　男性側の条件は、「年収1000万円」「一流企業勤務」「医者・弁護士に限る」「一流大学卒」など、いろいろな条件のパーティーがあります。その一方で、女性は年齢だけが条件のことも多く、年収や学歴がいくら良くても、参加するパーティーがないのは、不公平といえば不公平です。しかし、結婚は需要と供給で決まるので、業者を恨んだところで仕方がありません。

　パーティーが無理だということになると、 結婚情報サービスや結婚相談所へ登録することになりますが、これは高い登録料を取られても、年齢がネックで、引き合いが全くなしということも珍しくありません。