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ネット広告、収益低下を招く「SSP」はマージン拡大の方便?

 
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 Webサイトに表示される広告の大半は、サイトに直接お金を払っている広告主ではなく、アドネットワークと呼ばれる、ネット広告配信業者を通じて配信される広告です。近年、媒体側には「SSP」、広告主側には「DSP」と称して、複数のアドネットワークから入札される仕組みへの移行が進んでいます。

 しかし、これによって「広告収入が大幅に低下した」と嘆くWebサイト運営者が多いようです。これには理由があります。

 一見、入札の広がりから単価が上がりそうに見えますが、実際には、SSPの仕組みを運営する費用もかかりますし、介在する広告代理店が増えてしまうため、媒体側に支払われる金額は減ってしまうようです。一説によると、SSPなどの仕組みによって、広告主が支払っている金額の35%程度しか、媒体に支払われていないと言います。

 つまり、大きな流れとして見たときに、「SSPへの移行」という潮流は、
広告代理店のマージン(取り分)を増やすための方便と考えることもできるのです。従って、Webサイト運営者は、代理店からSSPへの移行を促された際には、慎重な判断をする必要があるでしょう。

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