Facebookに代表される「SNS」は、ひと頃の勢いもなくなり、逆に「SNS疲れ」を感じる人が多くなってきたというのが最近の傾向です。知りたくもない知人の近況やリア充ぶりを知り、有難くない友達申請が来て悩み、「つながることで淋しくなくなる」はずのSNSは、やってみると逆に「途方もなく淋しくなる」というパラドックスに利用者が気づき始めたのです。 しかし、何しろ人と人との関わり合いですから、ある日突然退会するというのも勇気がいるものです。築いてきたつながりも何もかも、失うことが怖いかも知れません。 そこで、年末こそ、Facebook等のSNSをやめる絶好のチャンスと捉える人たちが出てきているようです。何分区切りがよいですし、年賀状や年賀メールなどに「SNSやめたよ!」と書くこともできます。年末というきりの良さから、「具体的にイヤな事件が起きてやめたのではない」と分かりますから、勘ぐられることもありません。 1年の最後に、1年を振り返って反省し、次の年の過ごし方を考えるのは当然です。振り返ってみれば 自分がいかにSNSに振り回された1年だったかに気づき、来年はそんな過ごし方はやめようと思う……これは、ある意味当然のことではありませんか。