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人のグチを聞くのは快いものではありませんが、なかでも、仕事に関するグチというのは大変にタチが悪いものです。仕事はその人の仕事であり、自分は全然興味がないし、予備知識も必要で、共感するまでにはだいぶ良く話を聞き理解する必要があるので、面倒なのです。おまけに、仕事のグチは、その他のグチ(病気のグチ、恋愛のグチ、介護のグチ、不妊のグチなど)に比べると、内容が面白くなくて共感できないことが多く、話としては一番つまらないタイプのものです。
しかし、愚痴を聞いてあげるのは、家族や友達の役割でもありますから、拒否してはいけません。あなただって、聞いてもらいたいことがきっとあるハズなのです。
まず大切なのは、
「あなたの言っていることはグチだ」ということを認識してもらうことです。グチである時点で、「聞いてもらう方」「聞いてあげる方」という関係が発生しますから、聞いてあげた分は「貸し」として認識してもらわなくてはいけません。ですから、グチが始まったなと思ったら、すぐに「ああ、仕事のグチね、いいよ、聞くよ」と言って、これからあなたのために愚痴を聞いてあげるのだという、いわば上下関係を明確にするのです。
そうして、時間を区切って、後日また別の機会に、今回聞いてあげた分だけ逆に聞いてもらうというように考えましょう。「私はグチなど言わない」と思っていても、他人から見たらそんなことはありませんので注意して下さい。
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